カテゴリ:染め織りごと( 18 )

縫殿宮の元宮へ、御参りさせていただきました。

あたたかな日差しのなか山茶花が、枝いっぱいに咲いていました。
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糸を扱わせていただいて、ありがとうございます。

糸が輝くように染め、糸が心地よく息をするように織れますように。






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今年の夏は、厳しい暑さでした。
春に植えた茶綿の種は暑さに耐えて、なんとか花をつけてくれました。

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うすい花びらにほんのり赤味がさす綿の花。

つぼみがチラホラついているので、もう少し綿が採れそうです。

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ふわふわの茶綿。
紡ぐほどの綿は採れそうにありませんでしたが、来年に繋がる種が嬉しいです!





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紡いだ糸を機にかけて
さあ、織りましょ
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手紡ぎのちょっと太い糸だから、どんどん織れます
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  織ってるのを見るのが大好きなんだ~♪

  そこにいると織りづらいんですけど、、こはるさん

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こはるさんが窓のそとをみつめているうちに、
小さなマフラーが織り上がりました

仕上げのアイロンをかけるとできあがりです
ちょっとうれしい冬の夜でした
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いろんな色の原毛はパレット
そらいろのマフラーがいいな

絵の具をまぜるように
女の子の髪の毛を梳かすように
カードをかけて、、

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くるる、くるる、
糸車でつむぎましょう

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ストーブの横はあったかいね  こはるさん
紡いだ糸を仕上げるお湯、ストーブにかけとかなくっちゃね


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亜麻(リネン)のしなやかな繊維。
落ち着いた光沢のグレーがかった生成りの色。

大好きで、ずっと使っていた亜麻の糸。

昨年の秋に、ゴマくらいの大きさの種をわけていただきました。
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                     今年の冬は、チビッコでした。

春の陽射しを浴び、すくすくと育ちました。今、小さな青い花が盛りです。
そよそよと風に揺れる姿はやさしくて。
すらりと伸びた草丈。この茎から繊維をいただきます。

種からは亜麻仁油が採れます。
うちで作っている家具の塗装は、ずっと亜麻仁油が主成分のものを使っています。

亜麻仁油は食べ物という意識のない私たちに、食べてみて♪と食用の亜麻仁油をいただいて以来。
庭でとれた野菜に黒胡椒と一緒にかけていただくと、独特の香ばしい薫りが美味しくてグレードアップします。

とってもお世話になっていたのに、こんなにかわいい花だとは知りませんでした。
花言葉は、「感謝」です。

また、秋に種まきできるように、種を待ちたいと思います。
来年も会えますように。





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  紅(くれない)の花にしあらば衣手に染めつけ持ちて行くべく思ほゆ
                                             万葉集 巻一

紅花は、エチオピア~エジプト辺りが原産の二年草です。
シルクロードを渡り、紀元前二、三世紀頃に中国にもたらされたといわれています。
中国の三国時代、魏・呉・蜀の地域の名を踏襲していた、五世紀頃の日本に紅花が伝わりました。
そのころ紅花は、中国で紅藍と呼び表されていました。紅は赤を意味し、藍は染料のことです。
揚子江流域の呉の国から渡来した染料ということで「呉藍」と呼び、それが訛って「くれない」になりました。
万葉集でも歌われているように、紅花染めは古代の人々に愛されました。

以来、平安時代には源氏物語の「末摘花」の巻があるように、、
江戸時代には最上川流域が一大産地となり、使いやすいように加工された紅餅が都へと運ばれるようになるほど、人々の心を惹きつけている染料です。

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紅花のトゲが朝露に濡れてやわらかいうちに花びらだけを摘み取るそうです。
その花びらをいただいて染めました。ほんとは寒い時期がいいと聞きます、、。

紅花は、黄色と赤色の色素を持っています。
水に溶ける黄色の色素を取り出すことからはじめます。 
茶色く濃い染液が取れます。そして、黄色がでなくなるまでよくよく洗います。(黄水洗い)
洗っていると、手肌がふっくら柔らかくなりました。^^
花びらが染液に残らないように濾します。黄色の染液の出来あがりです。

次に、藁灰の灰汁は手に入らなかったので、炭酸カリでアルカリ性にした溶液のなかで赤色を取り出します。
時間をかけてゆっくり揉んでいるうちに黄色味の赤い染液が出てきます。(このときは手袋が必要です。)
アルカリのときに解き放たれ、酸性のときに吸着される性質を持っています。
染液を濾したら、赤色の染液の出来あがりです。

染めるために、いったん酸を加えて中性の液にします。
35~40度にした赤い染液のなかを、ゆっくりと手繰るように染めます。
40度を越すと色素が壊れてしまうので注意します。
ぐいっと赤が繊維のなかに染み入ります。
しばらくして色の入り方を見ながら酸を足します。すると、がんばってくれます。
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水洗いをして、染まっていない色素を洗い流します。
最後に、酸性の液のなかで定着させると色が冴えます。

もう一度、水洗いをして陰干しします。
澄んだやわらかな紅色をいただきました。
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紅花のいろんな話に耳を傾けるように、じっくり染めました。
美しい色を、ありがとうございます。





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暖かい陽射しに春を感じる午後、
日本茜の自生しているところに連れて行っていただきました。
植物に詳しくて、いろんな植物を見つけるのがとても上手な方が織教室に来てくださっています。
「あそこに山藍が生えていたよ」などと、ときどき教えてくださいます。

九州北部に自生していると書物に書かれてあり、この辺にも生えているのかな??と、
ずっと思っていましたが、自分では気付くことができませんでした。

それは、里山のふもとの、石がゴロゴロした崖の脇道に、何気なく生えていました。
実際、見てみると、、ほんとうに雑草にしか見えないというか、初夏に戦う強敵な草にそっくりです。
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                               日本茜

その後、海岸へ行きました。 ここに生えている浜撫子を見に訪れたときに、
偶然、車葉茜(クルマバアカネ)を見つけられたそうです。砂地に群生していました。
葉の形を認識したら、もう、お宝にしか見えなくなりました。^^
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                               車葉茜
一握り、根っこを分けていただきました。
太い根を張るまで、時間がかかるのかな?と感じました。
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まあるい小さな種を付けていたので、暖かくなったら蒔いてみようと思っています。
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いただいた根っこを、天日で乾燥させたあと細かく砕いて、何度も何度も煮出しました。
大切な染材です。色素がなくなるまで繰り返しました。
茜は、米酢を入れて煮出すと赤味をきれいに取り出せるようです。
そして、アルミ成分の多い椿灰や、アルミ媒染で染めると明るい緋色に染まります。

飛鳥時代、緋色を茜で染めたそうです。遠い時代から、この喜びは続いているのですね。
その色自体は力強く、喰いつく感があります。自然の持つちからを見せつけられる様でした。

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                     ふうわりとした淡い茜色に染まりました。


美しい色と出合いをいただき、ありがとうございます。



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縫殿宮へ御参りにいきました。
うちから30分くらい歩きます。
染色家の花田志乃婦さんに教えていただいて以来、ときどき御参りさせていただいています。
田畑が広がるのどかな里にある、ひっそりとした佇まいの神社です。

 縫殿宮は、、
   応神天皇のころに、大陸から四人の媛が織物や裁縫の技術を伝えるために招かれました。
   そのなかのひとりの媛が宗像神の求めでこの地にとどまり、中国の高度な染色、機織り、
   裁縫の技術を広めたそうです。
   祭神は、この媛と応神天皇、神功天皇、大歳神です。この神社は日本最初の裁縫の神様
   なんだそうです。

田畑の向こうに古墳群を眺めながら、てくてく。
この辺にくるたびに、邪馬台国のもとはここにあったに違いない・・・!って思うんだけど。

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ため池に浮かんでたカモに逃げられながら、、てくてく。

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石の階段をあがっていくと、いつも清清しさがあります。この集落の方々が、大切にまもってこられた神社なのがよく伝わってきます。時期を間違えた踊子草が咲いていたり、、野の草花が楽しいところでもあります。

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帰り道、蝋梅の澄んだ香りに会いました。
御参りさせていただきまして、ありがとうございます。



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図書館の児童書のコーナーを歩いていたら、、本に呼び止められたように感じました。


新潟県十日町市の染織家、岩田重信さんの仕事を、大西暢夫の写真と文で綴った本でした。

「色には季節がある」って岩田さんは言う。  ・・・という言葉から始まるその本は、
草木を煮出して染めるときの、もうもうと立ち込める湯気とにおいが伝わってくるようです。

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岩田さんの仕事をされている姿が 美しい と思いました。
草木を採取し、袋に入れ、煮出し、染め、、。どの工程も無駄がない美しさです。

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わたしも草木から色をいただいて染めています。
草や木が、いちばん充実したそれぞれの季節を迎えたときに染めたいと思っています。
それは、沸騰する鍋の中で、草や木がいのちを色に代え、色を残していく、、。
 色はいのち といつも感じているからです。

そして、糸に染まりついた色は、かけがえのない力強い輝きに満ちています。


心がふるえる瞬間が、おさめられた一冊です。

   「糸に染まる季節」     大西暢夫 写真・文   岩崎書店  

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日が沈むころ、西の空に太陽を隠すような雲が、金色に輝いているとき。

うすい水色から青に、、だんだん濃くなっていく そら の色。

昼が終わり、夜になるまえの そら を見ていると思います。

この そら のうえに、宇宙が広がっているんだと。 

宇宙とつながっていることを思い出す不思議な感覚。


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わたしたちは 宇宙の子。

だから、つい そら を見上げてしまうのでしょうか。






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